建売住宅の基礎知識

「建売住宅を購入した結果…後悔」を防ぐオススメの方法3つ

ナツダ
元住宅営業マンのナツダです。家探しのノウハウを、わかりやすく解説します。

せっかく苦労して高い家を買ったのに、住んでるうちに後悔し始める……。そんなの、絶対避けたいですよね。

でも、けっこう多いのです。そういう方々。あなたは、そうならないように気を付けてください。

ということで、今回は「建売住宅を買って後悔しないためのコツ」をお話したいと思います。とくに「優柔不断で、良い家を買えるか自信がない」と思う方に活用していただきたい内容です。

建売住宅を買って後悔しないための対策

新築の建売住宅を購入して、直ぐに引っ越したくなったら目も当てられませんよね。

建売住宅を買って後悔しないためには、どうしたらいいのでしょうか?

さっそく、その対策をお話していこうと思います。今から説明するのは、以下の3つです。

  1. 買う家を選ぶときに徹底的に比較しておく
  2. 欠陥住宅を買わないために2つの検査をおこなう
  3. 中古住宅は非公開物件も見て選ぶ

では、順番に説明していきますね。

買う家を選ぶときに徹底的に比較しておく

建売住宅を買って後悔しないためには「一番いい選択をした結果、この家を購入した」と思うことが肝心です。

そのためには、まず要望に優先順位を付けリスト化しておきましょう。家に関する要望環境に関する要望をそれぞれ5~10個ずつぐらい出すといいです。

出てきた要望は表にして点数を付けておきます。点数は、その要望がどれぐらい大事かによって変えましょう。

優先順位 点数 物件A 物件B 物件C
1、間取り(4LDK) 70点 × ×
2、駐車スペース2台分 40点 ×
3、LDKは18帖以上 30点
4、収納スペースが豊富 25点 × ×
5、サッシはペアガラス 20点 ×
合計 120点 70点 115点

このリストを持って物件を見学して回り、上の表のように採点するのです。そうすることで、以下のことができるようになります。

  • 満点の物件がないとわかり、無いものねだりしなくなる
  • あとから物件の特徴を思い出しやすくなる
  • 最も要望に合った物件を選んで買うことができる

何となく良さそうな物件だから買うと、あとで「何となく嫌」になったり「何となく他の物件が良く見える」ことになります。

ちゃんと、客観的に物件を評価することをオススメします。

建売住宅の採点については、こちらの記事で詳しく解説しています。参考にどうぞ。

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欠陥住宅を買わないために2つの検査をおこなう

注文住宅は建築会社と一緒に仕様や間取りを考えて建てていきます。だから、建築途中の現場を見ることができます。

いっぽう、建売はすでに建っている家を買います。なので、建築現場のチェックができません。

ナツダ
完成前に買う売建住宅の場合でも、建築途中の現場を施主に見せない会社があります。

たとえば、床の傷やドアの立て付けは完成後に素人が見てもわかります。でも、壁の中の断熱材や基礎の配筋は完成してしまうと見ることすらできません。

そして、断熱材や基礎の不具合は何年かしてから症状が出るという……。

そこで、欠陥住宅を買って後悔しないためにやっていただきたい2つの検査があります。

1、契約前に住宅診断をしておく
購入の契約をする前に、建物診断専門の建築士や住宅診断士(ホームインスペクター)に物件をチェックしてもらいます。
2、引き渡し前に不具合がないか確認する
キッチンやトイレが問題なく使えるか?壁紙が破れてないか?床鳴りしないか?など、丁寧に見て確認します。

建築士や住宅診断士なら、断熱材や基礎の不具合も見抜くことができます。

さらに、引き渡し前にしっかり内装や設備を確認すれば、欠陥住宅に住むリスクをグッと下げられます。

1,000万円以上のお金を使って何十年も住む家を買うのですから、ここは面倒くさがらずチェックしてみてください。

中古住宅は非公開物件も見て選ぶ

新築だけでなく中古物件も視野に入れているなら、ネットの不動産情報だけでなく非公開物件も見ておきましょう。

非公開物件とは?
売主や不動産屋の事情で、インターネットの不動産ポータルサイトなどに載らない物件のこと。

じつは、ネットで見られる公開物件は流通物件の半分以下と言われています。残りの非公開物件は、不動産屋から直接情報をもらわないと見られないのです。

良い家を探しているのに、過半数の物件情報を見ないというのは……。なかなか危険な行為ですよね。

ナツダ
ちなみに、優良公開物件はすぐに売れてしまいます。なので、いつまでもネットに掲載されている物件は、ネガティブな理由があって残っている可能性もあります。

複数の不動産屋から、非公開物件の情報を取り寄せられるサービスもあります。うまく活用して、効率的に情報を集めましょう。

1軒1軒不動産屋を回ったり、問い合わせするのは大変ですからね。

非公開物件は、早い者勝ちです。お早めにどうぞ。

非公開物件情報の取り寄せはこちら

新築建売住宅を購入した人は何に後悔しているのか?

そもそも、新築建売住宅を購入した人は、どんなことに後悔しているのでしょうか?みんなが後悔している内容も、見ておきましょう。

YAHOO!知恵袋で「建売 後悔」と検索してみると、他人の悩みを知ることができます。いくつか、ピックアップしてみますね。

隣の芝生は青い?

最近、ゴミ出場の前でちょっと…と思っていたお宅が外構工事をしたら見違えるようになり、なぜそちらにしなかったのか日々後悔しています。

takk4812さんより

間取りや仕様のことで後悔

後悔しています。新築の建売を購入しました。衝動買いしてしまいました。住んで一年です。ナチュラルなインテリアが好きなのに、床の色はダークブラウンだし、洗面所は狭いし、注文住宅にすればよかったーと。

ID非公開さんより

所在地のことで後悔

後悔している一番の理由は主人の通勤時間の長さです。今の家から主人の会社までは自転車と電車を使って片道1時間かかります。

kiirotorikoさんより

客観的にみると「え!?そんなことで後悔してるの?」というのもあります。でも、当事者には切実な問題だと思います。

上で挙げたお悩み相談以外も見てみると……。どうやら以下のことで後悔している人が多いようです。

建売を買った人によくある後悔

  • 買ったあと他の物件の方が良く見える
  • 仕様や設備などで妥協したところがやっぱり気に入らない
  • 通勤時間が長い、実家から遠いなど距離の問題

やはり、優先順位を明確にして採点しておくべきですね。上述のような後悔は、防げるのではないでしょうか?

ちなみに「建売住宅の8割は欠陥住宅」と言われることがあります。ですが、YAHOO!知恵袋を見る限りでは「欠陥住宅を買って後悔した」という悩みは少ない印象です。

注文住宅を買えば後悔せずに済むのか?

建売を買って後悔した人のお悩みを読んでいると「なるほど、そんなふうに思うのか!」と感じたことがありました。

それが何かというと……。後悔した人の中には「注文住宅にしておけばよかった」と考える人が複数おられたことです。

建売住宅とは?
すでに完成した家と土地をセットで販売する住宅。家の仕様は売主が決めます。買主は、実物を見て購入するかどうか決められます。別名、分譲住宅とも言われます。
注文住宅とは?
施主の希望と予算に合わせて、間取りや仕様から決めて建てていく住宅。実物を見られないので、同建築会社が建てた他の物件を見て参考にします。

建売住宅と注文住宅の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。もっと知りたい方は、参考にどうぞ。

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さて、注文住宅にしておけば本当に後悔を防げたのでしょうか?その答えは「ノー」です。

注文住宅の営業をしていた私から見ると「お悩み掲示板に書いてあるようなことで後悔する人は、注文住宅にしても後悔している」と感じます。

なぜなら、後悔のほとんどが無いものねだりだからです。

ナツダ
建売住宅を購入した人から見ると、注文住宅は万能のように見えるかもしれません。でも、そんなことないのです。

注文住宅だって、パーフェクトではありません。

だから、無いものねだりをする人は「建売住宅にはあって、注文住宅にはないもの」がきっと気になると思います。

とくに、以下の点で注意が必要です。

注文住宅のデメリット

  1. 建売住宅に比べてかなり高額
  2. 間取りや仕様のレベルは住宅会社によって差が大きい
  3. 良い土地の入手が困難

つまり、注文住宅の方が予算的に厳しくなるので、さらに間取り・仕様・土地などで妥協することになるか、大幅に予算を上げる必要があるということです。

「高いのいや!狭いのいや!高級仕様じゃないといや!この場所じゃないといや!」こういうタイプに人には、注文住宅は向きません。

手間とお金がかかる分だけ期待値が上がり、もっと後悔することになります。

ナツダ
「こんなことなら広い建売買って、浮いたお金でオシャレな庭を作ればよかった……」みたいな。

注文住宅のデメリットについて、それぞれもう少し詳しく解説しますね。

建売住宅に比べてかなり高額

建売住宅は、同じ仕様の住宅を量産することで大幅なコストダウンを実現しています。注文住宅では太刀打ちできないレベルです。

もし、建売住宅会社と注文住宅会社が同じ家を建てたとすると、注文住宅会社が建てた物件の方が2割以上高くなると言われています。

ということは、予算を変えずに注文住宅を建てたらどうなるでしょうか?答えは「建売よりも小さな小さな家しか建てられない」です。

間取りや仕様のレベルは住宅会社によって差が大きい

注文住宅を建てる会社もピンキリです。中には、欠陥住宅を作っておいて平気な顔をしている会社もあります。

大手ハウスメーカーであれば比較的安心できます。でも、大手の低価格帯注文住宅は間取りも仕様も普通です。

それなのに、価格は立派という……。

ナツダ
これは、会社の維持費がかかる分しかたないのです。モデルハウス建設費もトップ営業マンの給料も高いですから……。

また、仕様に関しては住宅会社によって得意・不得意があります。「要望を言えば、その通りに仕上げてくれる」とは限りません。

つまり、高気密高断熱がよければそれが得意な住宅会社を選び、自然素材住宅がよければそれが得意な住宅会社を選ぶ必要があるということです。

良い土地の入手が困難

良い土地は、パワービルダーや有力不動産屋がほぼすべて買い取ってしまいます。一般人が格安の土地を買える可能性はゼロと言っていいです。

注文住宅では施主が土地を探さないといけません。そして、建売住宅より良い場所を安く買うことは不可能に近いです。

ようするに「注文住宅にもデメリットがあり、建売住宅にもメリットがある」といこと。やるべきことをやらずに買うとどっちを買っても後悔する、ということです。

【まとめ】建売住宅を買ったあと後悔するのを防ぐ方法

建売住宅には「安さ」という大きなメリットがあります。このメリットを活かすためには、まず欠陥住宅を買わないこと。

それから、要望に優先順位を付けたうえでたくさんの物件を見て比較選択することです。

ナツダ
じゅうぶん検討したあと、一度「この家を買う!」と決めたら他は見ないのも重要。それが、建売住宅を買って後悔しない秘訣です。

家は「買ったら終わり」ではありません。せっかく安くて良い家を買うのですから、少しお金をかけて自分好みにプチリフォームしていきましょう。

そうすることで、愛着がわいてきますよ!

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住宅購入の参考にどうぞ。

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ナツダ アツシ

ナツダ アツシ

高気密高断熱を得意とする注文住宅の会社で、約8年間営業職を経験。インテリアコーディネーターの資格保有。自宅の分譲マンションを、スケルトンからリノベーションして居住中です。「家探し」や「家づくり」のノウハウを、わかりやすく解説します。

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