建売住宅の予備知識

建売住宅ランキング上位のハウスメーカーってどんな業者?なぜ安い?

ナツダ
元住宅営業マンのナツダです。家探しのノウハウを、わかりやすく解説します。

さて、ランキング1位の建売住宅メーカーってどこの会社か知ってますか?いわゆる、パワービルダーってやつですね。

じつは、日本一のパワービルダーは1日100棟以上のペースで家を建ててます。年間、36,000棟以上ですよ、凄いですね。

今回は、パワービルダーのことや安さの秘密。パワービルダーの家を買うメリットとデメリットについてお話しますね。

建売住宅業界ランキング1位のメーカーとは?

さて、建売住宅業界で最も家を建てている「ランキング1位メーカー」とは、いったいどこなのでしょうか?

建売業界では、年間着工棟数が多い会社を「パワービルダー」と呼んでいます。

パワービルダーどは?
建売業界では、年に千棟以上建てるような建築会社をパワービルダーと呼びます。
注文住宅業界でも、すごい勢いで棟数を建てる住宅会社をパワービルダーと呼んだりします。タマホームなんかが該当します。

では、パワービルダーにはどんな会社があるかというと……。すぐに思い浮かぶのは飯田グループホールディングですね。

飯田グループホールディング

飯田グループは以下の会社で構成されています。

飯田グループホールディング

  • 一建設
  • アーネストワン
  • 飯田産業
  • 東栄住宅
  • アイディホーム
  • タクトホーム

2015年3月の決算資料によると、6社合計で戸建分譲を年間38,481棟建築しています。1日100棟以上のペースで、ダントツで日本一の分譲住宅メーカーですね。

大手ハウスメーカーでいうと、積水ハウスとセキスイハイム、へーベルハウスを合わせた規模よりまだ多いぐらいです。

パワービルダーが建てる建売住宅の安さの秘密

パワービルダーが建てる建売住宅は、注文住宅に比べてかなり安いです。その安さの秘密は、土地の仕入れ建築のコストダウンにあります。

それぞれ、順にくわしく見てみましょう。

パワービルダーは土地を安く買える

建売住宅は土地と家をセットで販売するので、土地を仕入れないといけません。それも、かなり大量に土地が必要です。

逆に言うと、それだけ土地を買うことが分かっているので安い土地の情報が集まってきます。

ナツダ
パワービルダーは、安い土地の情報をみつけるとアッという間に即決で買います。ですから、一般の人が格安の土地を買える可能性はゼロと言ってもいいです。

また、普通の人が買えないような大きな土地も平気で買います。

大きな土地は買い手が少ないので、安く買えます。そういう所を買って分割(文筆)して、たくさん家を建てて売るのです。

ナツダ
いろんな手を使って仕入れた土地は、一般の人が買う4分の3ぐらいの価格になるそうです。

たとえば、一般の人が30坪の土地を1,200万円で買うところ、パワービルダーは900万円以下で手に入れるそうです。

建売住宅と注文住宅を比較すると・・・。土地価格だけで圧倒的にパワービルダーの建売が安くなるわけです。

パワービルダーは家を安く建てられる

パワービルダーは、建物も徹底的にコストダウンしています。

基本的に、同じ間取りで同じ仕様の家を何棟も建てます。図面を共有したり部材の大量発注を行うことで、無駄な経費を抑えます。

施主との打ち合わせも、ほとんどありません。間取りも仕様も変えられないので、余計な手間がかかりません。

ナツダ
ちなみに、パワービルダーに間取りや仕様の変更をお願いすると凄く嫌がられます。現場監督は厳格な工程管理をしていて、とにかく早く家を完成させられるよう職人を手配していきます。

年に何万棟も建てるパワービルダーはキッチンや風呂も独自商品を持っていて、メーカーに専用の生産ラインを置いてもらっています。

そこで出来上がるものは、余計な機能を排除したコストダウン重視の製品です。

パワービルダー物件の安さのヒミツ

  • 同じ形や間取りの家を大量生産する
  • 間取りや仕様の変更を無くす
  • 施主との打ち合わせを無くすか減らす
  • 工事が短期間で終わるように工程管理を徹底する
  • 独自の住設生産ラインを持っている

もし、パワービルダーと同じ間取りと同じ仕様で建てたとしても、注文建築系の工務店では2割以上高くなります。

それほど仕入れと建築にかかるコストが違うのです。

大手メーカーが建てる建売住宅のメリットとデメリット

パワービルダーの建売住宅の一番のメリットは、何といっても圧倒的な安さです。そして、その安さを追求した反動で良くない結果も招いています。

建売住宅は大量生産でコストダウンを図っています。ですから、一人の現場監督が何十棟も同時に建築現場を管理することになります。

その結果、不具合が見過ごされることもあります。

ナツダ
建売では建築中の現場に購入者が来ることが少ないので、現場の職人の緊張感は高くありません。緊張感のない現場では、ミスや手抜きが起こりやすくなります。

さらに、効率を重視するパワービルダーでは販売のことはすべて不動産屋に任せてしまい、自社はとにかく建てることに集中します。

つまり、買主は必ず不動産屋を介して買うことになるので、必ず仲介手数料が発生します。

建売住宅のデメリット

  • 注文住宅と比べると現場でミスや手抜きが起こりやすい
  • 既に建っている物件を買うときは素人ではチェックできない箇所がある
  • 売主(パワービルダー)から直接購入できないので、仲介手数料が必要
  • 家を売るとき割安になりやすい

建売住宅を買うときは、建築現場を見られるなら見ておくこと。

もし、すでに建ってる物件を買うなら、契約前に専門家(建築士や住宅診断士)にチェックしてもらうことをおすすめします。

住宅診断については、こちらの記事でも詳しく解説しています。もっと知りたい方は、参考にどうぞ。

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建売住宅ランキング上位のハウスメーカーまとめ

パワービルダーは、安く土地を仕入れて年間に1,000棟を超える棟数を建てることで驚くほどローコストの住宅を実現しています。

しかし、安さの反面、建売住宅は欠陥が多いと言われています。

パワービルダーのメリットを活かすためには、ハズレ住宅を買わないことが大切です。必ず、契約前に瑕疵(かし)がないかチェックしてから買いましょう。

大手仲介業者(不動産屋)のランキングについては、こちらをご覧ください。

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住宅購入の参考にどうぞ。

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ナツダ アツシ

ナツダ アツシ

高気密高断熱を得意とする注文住宅の会社で、約8年間営業職を経験。インテリアコーディネーターの資格保有。自宅の分譲マンションを、スケルトンからリノベーションして居住中です。「家探し」や「家づくり」のノウハウを、わかりやすく解説します。

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